熱血ライター 神山典士がゆく

  • top
  • diary
  • profile
  • works
  • e-Library
  • @the bazzar

December 10, 2014

拙書新刊『ペテン師と天才~佐村河内事件の全貌』が、本日から都内の書店を皮切りに発売になります~~

今日の夕方あたりから、拙書新刊が都内の大型書店では並び始めるそうです。
全国的には12日ですね。

あーーーー、1年がかりでやっと今日の日を迎えることができました。
振り返れば、佐村河内がつくる巨大な虚構と向き合ったのはちょうど1年前。
2013年の12月8日のことでした。
当初から「これは単行本を執筆して一つの物語として読者のみなさんに読んでいただかなければいけないスケールの事件だ」と思って、
週刊文春連載中も常にそのことを意識しながら取材にあたってきました。

その成果が、この一冊に込められています。

Photo

作曲家の新垣隆さんからは、こんなコメントが。

「本書の中に、佐村河内事件の全てが書かれている。改めて―私自身を含めた―人間の強欲の深さを思わされた。私にとっては、改めて音楽に向き合う最初の一歩となる事件となった。」

第二部では、新垣さんの小学校時代からの早熟伝説もあますところなく書き込んでみました。
本当に凄い才能なんだなということが、ご理解いただけると思います。

書評家の浅野智哉さんからも、こんな感想をいただきました。

「『ペテン師と天才 佐村河内事件の真相』、拝読しました。本当に面白かったです!!
冒頭のみっくんが、佐村河内に服従を迫られ、深く傷ついてゆく過程は…胸をえぐられるようでした。
「大人は嘘つきだ」この言葉に、大人として、ある種の決着をつけるべく立ち上がられた神山さんに、あらためて感動しました。
3つの迷宮に守られた佐村河内が、次第に崩壊してゆく過程の描写は、深く勉強になりました。
書き手ならわかります。神山さんが、どれほどの覚悟と矜持と体力を、この作品に費やされたか。私のいまの力量の足りなさを再確認して、呆然としています。
はからずも佐村河内という謎の男が、最後に残した、人の情念の澱で編んだ「交響曲」のよう。
そして神山さんという一級の作家の、書かねばならなかったという切実に、ライターとして身を切られた、傑作です」

二度とこんなペテンに社会が騙されないように、
「売れれば勝ち」という市場原理のみに社会が犯されないように、
ジャーナリズムの本質が貶められないように、

ぜひ本書に込めた思いの丈を読んでいただきたいと思います。

感想等は、フェイスブック「こうやまのりお」で検索していただくと、ぼくの作家ページがでてきます。
そこに書き込んでください。

みなさんの感想を楽しみにお待ちしています。

よろしくお願いいたします~。

2014 12 10 [佐村河内事件、文春、新垣隆] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

November 19, 2014

新刊『ペテン師と天才、佐村河内事件の全貌』がいよいよ発行になります~

Photo

2014年、1年かけて書いてきた佐村河内事件。
その全貌を描いた拙書が、まもなく書店に並びます。

目次をみてやってください。

「第一部、 奇妙な出会い、二重人格、衝撃の告白

1章、 バランスの悪い会話
耳を疑う真実/メディア全体が共犯者/なんであんなに偉そうなん?/など
2章、 2013年の軋轢、その1
なぜ撮影に協力しないんだ/テレビにだしてもらって感謝は/土下座と命乞い/など
3章、 2013年の軋轢、その2
新垣さんは来ますか?/二人の師の距離感/王様は裸だ!/など
4章、 衝撃の告白
すれ違うSOS/ゴーストライティング/この曲を弾いていきたい/など

第二部、 2つの三角形、転機、メディアの饗宴

5章、 出会い、96年8月
自分をアピールする男/アシスタントとして/音楽家としての恍惚/など
6章、 とにかく大きなことをしでかしたい~S極・野望に満ちた男
高度成長時代の申し子/第二の矢沢永吉/7年間で所得20万円/など
7章、 貧しくても好きな道を歩む幸せ~N極・早熟な天才
驚愕のフルオーケストラ・スコア/異色の才能/など
8章、 交響曲第一番HIROSHIMA 最初の三角形の完成
ゲーム業界とクラシック界/スケッチ/「三角形の迷宮」の完成/など
9章、 2つ目の三角形の完成 障害児とのかかわり
お仕事は作曲家です/障害児とのかかわり/三角形の完成/など
10章、メディアの狂演
   いい加減な取材ならお断り/ジャーナリストは全てを疑え/など
11章、疑義まみれのNHKスペシャル
   家族として考えよう/不憫な子はいませんか?/神聖な儀式だから/など

第三部、 説得、懺悔、虚構の上塗り

12章、松本からのメール
   アイフォンの発信音/思い浮かんだ顔/楽曲には一点の曇りなし/など
13章、謝罪と強弁 二つの記者会見
   刺し殺される恐怖/破水して無事出産/暴露された企み/など
14章、もう一人のゴーストライターを探せ
   5日間の攻防/押し問答/チャンスを与えよう/など
15章、『ソナチネ』の行方は
   涙する聴衆/集まった応援団/ペテン師と天才/ゴーストライター/など

あとがき」

洗いざらい、700枚書いちゃいました。なは。

アマゾンでは予約画面ができたようです。
ぜひ図書館予約をお願いいたします~。

「http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9A%E3%83%86%E3%83%B3%E5%B8%AB%E3%81%A8%E5%A4%A9%E6%89%8D-%E4%BD%90%E6%9D%91%E6%B2%B3%E5%86%85%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E3%81%AE%E5%85%A8%E8%B2%8C-%E7%A5%9E%E5%B1%B1-%E5%85%B8%E5%A3%AB/dp/4163901841/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1416360020&sr=1-1&keywords=%E7%A5%9E%E5%B1%B1+%E5%85%B8%E5%A3%AB

2014 11 19 [佐村河内事件、文春、新垣隆] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

August 23, 2014

新垣さんコンサート、大成功~!!イン札幌

今週火曜日19日、札幌のキタラ小ホールには約500人超満員の観衆が集まりました。

「作曲家・ピアニスト新垣隆の世界」

新垣さんの小中学校時代の音楽の師匠であり、いまは北海道教育大の教授をつとめる
南聡先生のプロデュースで、
素晴らしい演奏家が集まり、新垣さんの中学生時代から現在に至るまでの作品が演奏されました。
Photo

プログラムは、

・ピアノソナタ、演奏・渡辺美蕗~これが中学2年生のころ(!)の作品です。

・序奏ロンド~螺旋、あるいはソナチネ第二番、演奏・新垣隆~これはピアニストがセリフを語りながら演奏するという現代音楽。お客さんはポカンとしながら聴いていました。

・木管五重奏曲「明るい街角で」、演奏・北海道教育大在学生~旅をしたときの街の情報が音になって併置されているという、現代音楽です。若者たちががんばって演奏してくれました。
Photo_5

・まど・みちおの詩による6つの歌、英訳・皇后美智子妃、歌唱・一鉄久美子、伴奏・新垣隆~今回初演の作品。
山田耕筰に捧げられたオマージュ的作品です。

・ぼくらはおこじょのおまわりさん、きむらゆういち作、歌唱・一鉄久美子、演奏・大久保みく、まみ、菊地秀夫、新垣隆~「いぬのおまわりさん」に連なる作品。「脈々と続く音楽の系譜の延長に自分も立ちたいという思いが常にどこかにある」と、新垣さんは語っています。
Photo_2

・バッハ「2台のヴァイオリンのための協奏曲」、演奏・大久保みく、まみ、新垣隆~みっくんとまんまんが、バッハのポリフォニーの代表作を、本当に素敵な演奏で聴かせてくれました。
Photo_3

・モンサルヴァーチェ「5つの黒人の歌より」、歌唱・一鉄久美子、伴奏・新垣隆
Photo_4

・ブラームス「クラリネット・ソナタ第二番」、演奏・菊地秀夫、新垣隆

プログラムの後半は、一鉄さんと菊池さんという二人のアーティストが、素晴らしい演奏をしてくださって、コンサートを締めてくれました。
新垣さんは、八面六臂の活躍。
実行委員の一人、多田義和さんがつくってくれた黒のタキシードも、とても似合っていました。
Photo_6

みなさん、本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。
Photo_7

ぼくは今年の正月に、初めて新垣隆という人と出会いました。
不自然な出会いではあったのですが、その告白を聞きながら思っていたのは、

「佐村河内の虚構をなんとか一気にひっくりかえさないといけない」

と同時に、

「この素晴らしい音楽の才能をぜひストレートに世の中に紹介したい、
多くの人にこの人の音楽を聴いてほしい、
新しい才能の再デビューの場にしたい」

そしてみっくんには、

「ソナチネ」をぜひこれからも演奏していってほしい。

という思いでした。

だからこそ、文章を書くだけでなく、
3月の新垣さんとみっくんたちのコンサート(東北支援リボン主催)、
6月の東京でのコンサート(これは桐朋音大のOBOGのみなさんが大活躍!)、
そして今回のコンサートを企画して、それぞれの仲間たちに協力をお願いしてきたのです。
(みなさん、本当にありがとうございました~)

みなさんの力で、新垣隆という才能を世間に紹介できたし、その「蘇生作業」は一段落と思います。
ここからは、新垣さん、みっくんまんまん自身の、新しい旅が始まります。
音楽の世界は厳しいですが、精進して進んでいってほしいと思います。

ぼくたちがまだ聴いたことのないメロディ、音、旋律を聴かせてください。
一点の曇りもない、真っ青な青空をみせてください。
はるかに遠い、抜けるような風景をみせてください。
素敵な音楽を、この星の隅々にまで届けてください。

楽しみにしています。

そしてぼくは、今日から本格的な執筆にかかります。
今回の事件はどのような構図をもっていたのか。
誰がどのような思いで、この虚構にかかわったのか、かかわってしまったのか。
その全貌を書きつくしたいと思っています。

ここから一カ月半、50メートルプールを潜水で往復するような生活が始まります。
どんな文章が出てくるか。
どんな感情が表現できるのか。
自分でも楽しみです。

秋の終わりごろにはみなさんにも読んでいただけるかな。
その時まで、もちっとお待ちください~。

よろしくどーぞ~。

2014 08 23 [佐村河内事件、文春、新垣隆] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

July 06, 2014

入間市の仲間たちがお祝いしてくれました

昨日、入間市東町にある「彩の森カフェ」は大賑わい。
入間市の同級生を中心に、文化活動をやっている人たちが集まってくれて、
みんなでわいわいお祝いをしてくれました。

Photo

いや~楽しかったな~。

冒頭、中学校2年の秋に書いた作文を読ませていただきました。
「ぼくのみたアメリカ」
1974年、14歳の夏に、ぼくはひとりぼっちでアメリカのネブラスカ州の農場でホームステイを体験したのでした。
その報告の文章を、二学期の最初の日に確か柔道場で、
体育座りしているみんなの前で読み上げたのです。
その時の作文が残っていて、ぼくには宝物になっています。
40年ぶりにそれを同じメンバーにきいてもらいました。
Photo_3

原稿用紙4枚程度の作文なんだけど、冒頭は広大な農場、夏休みが3カ月もあるアメリカの学校、
12歳から乗れる自動車、、、、なんてアメリカの環境の素晴らしさが書かれているのですが、
中盤から変わってきます。
それは、貧弱な英語故にホームステイ中に感じた疑問を言葉では問いただせずに、
約一カ月かけて身体で納得していった、14歳当時のぼくの感覚そのままです。
「アメリカでは同じ14歳の子どもでも、毎朝農場に出て自分で牛を育てて、
それを品評会にかけて高い値段で売れたらそれがお小遣いになる。
途中で死んじゃったりしたら、一年間お小遣いがないんだ---」
つまり、狩猟民族の「自立」への歩みに触れたことが、ぼくには最大の収穫だったのです。

そして帰国後、ぼくは生徒会長に立候補して、「先生に頼らないで自分たちで自治を行おう」
と主張します。その時に一緒に歩いてくれたのが、
この日集まってくれた多くの仲間たちでした。

あの日と同じ感覚で、40年後に集える喜び。
そうそうあるもんじゃありません。

この日たまたまこられなかった人も含めて、ぼくには大切な宝物です。
ありがとう。
もちろん、感謝を込めてバンド「広場に集まれのんのんず」も3曲披露してきました。

Photo_2

Photo_4

この仲間が住む町にいられる喜び。
この仲間たちと人生の第三コーナーから第四コーナーにかけて、ともに歩める喜び。

大切にしたいと思っています。
本当にありがとうございました。
Photo_3


2014 07 06 [佐村河内事件、文春、新垣隆] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

June 28, 2014

大宅壮一ノンフィクション賞授賞式、友人主催の記念パーティー

あっと言う間に一週間たってしまいました。
先週の金曜日と土曜日、授賞式と記念パーティーで大勢のみなさんに来ていただきました。
ありがとうございました。

心のどこかに大宅賞はやはり単行本の賞だろうという思いがあり、
いろいろお声をかけていただいても人ごとのような感覚があったのですが、
昔からの友人知人お世話になった恩人の皆さんのお顔を拝見したら、
この方たちにいい報告ができてよかったと、
しみじみと思いました。

本当にお世話になりました。ありがとうございます。

ここでは写真のオンパレードで。
動画も掲載できるかな?

楽しんでください~。

Photo


20日金曜日に外国人特派員協会で行われた授賞式には、いままで僕が書いてきた「主人公」のみなさんが勢揃い!すごいメンバーになりました。

まずは伝説の雀鬼、桜井章一会長。一緒に台上で写真も撮ってくださいました。
デザイン界からは、国宝・浅羽克己隊長。地味だろといいながら、イッセイの虹色のしわしわジャケットでした。
異彩を放っていたのは、京都帯問屋、誉田屋源兵衛の当主・山口源兵衛さん。室町の意匠の破れ格子の着物姿でした。
テレビ映像界からは、受賞男、鶴橋康夫監督。浅丘るり子さんをして「監督といえば鶴橋さんよ」と言わしめる人です。娘のメグが生まれた時に監督が受賞されて、お祝いの会で抱っこしていただいたのでした。あれから15年、めぐは高校一年生になりました。
茶道の佐々木宗清先生にも来ていただきました。「あなた、数うちゃ当たるってほんとね」だって。なはは。嬉しい一言です。
そして言語学者の鈴木孝夫先生と、つい最近『谷川雁』という新書を出したばかりの松本輝夫さん。
翌々日にはそのお祝い会があったので、連チャンの当番でした。
ありがとうございました~。 

Photo
(雀鬼流ホームページより)

Photo_2

Photo_3

続いて土曜日21日の友人主催のパーティーには、本当に長年大切にしてきた友人たちが集まってくれました。
ぼくは、せめてものお礼にチェロを弾いて歓迎を、、、、と思ったのですが、なかなか難しい~。
どうです、この真剣な表情。自分でもこんな顔を見たのは久しぶりです。
「聴こえなかったけどかっこはよかったよ」なーんて、毒舌もいただきました。なはは。

Photo_4

この日集まってくれたのは、小中学校時代の同級生、川越高校の同級生、
信州大学時代のサークル中間、大学祭実行委員会仲間、
そして社会人になって最初に就職した「テレパル」ISプレス時代の先輩編集者、同僚、
お茶の佐々木社中の仲間、
料理教室の川上先生、
ぼくがお世話している(?)女子ライターチームの仲間、
東北支援明星の会、リボンの仲間、
そして、今回一連の報道とその後のコンサート活動等ですっかり仲よくなった新垣さん、
お祝いに「神山くんに捧げるバラード」なんて曲も演奏してくださいました。


Photo_5

Photo_6


Photo_7

そして二次会は、新宿中に10会場を予約して、各グールプごとに集まってもらいました。

Photo_8

こちらは小学館テレパルチーム。『まゆきち』の二階でぎゅーぎゅーずめです。
でも、懐かしい同窓会になりました。

Photo_11

こちらはパークハイアットチーム。「梢」の大江料理長がアップグレードな料理をつくってくれました。
ありがとうございます~。

Photo_10

二丁目の「シルクハット」では、毎日新聞の萩尾さんとラボの美女美女がしっぽりと。
これまたいい感じの二次会でした。

Photo_12

こちらは南口「千草」の女子ライター軍団と川高チーム、合コン二次会。
もちろん女子チームが圧倒的に優勢でした。なはは。

みなさん、ありがとうございました~。
これからもよろしくお願いいたします~。

またのみましょうね~。

2014 06 28 [佐村河内事件、文春、新垣隆] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

May 25, 2014

6月に2つの催しを開きます。ぜひご参加ください。

爽やかな風の候になりましたね。
いかがお過ごしですか?

6月に2つの催し物を企画しています。

一つは『新垣隆コレクションwithフレンズ』と題したコンサートです。

Photo

Photo_2

出演者がすごい。桐朋音大のOBOGを中心に、素晴らしいメンバーが集まりました。
みな「新垣さんがんばれ」「これからの音楽活動を期待しているよ」という熱い思いを
もった人ばかり。
素晴らしい演奏が期待できます。

6月7日土曜日、代々木八幡の白寿ホール。
チケットは大人3500円、高校生以下2500円

お申し込みは日墺文化協会
〒100-0004
東京都千代田区大手町2-2-1
新大手町ビル268区
TEL 03-3271-3966

まだ間に合いますが、お早めに。よろしくお願いいたします~。

もう一つは、「東京塾R」と「月刊創」の共催によるセミナー

『佐村河内問題、メディアの検証~歴史的虚構はなぜつくられてしまったのか』

6月8日日曜日、阿佐ヶ谷ロフトにて、14時から16時。
OPEN 13:00 / START 14:00

予約¥2,000 / 当日¥2,300
ご予約は阿佐ヶ谷ロフトWEB予約にて受付中!
・阿佐ヶ谷ロフトWEB予約ページ
http://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/23931

【ファシリテーター】
篠田博之氏(月刊『創』)
【パネリスト】
水島宏明氏(法政大学社会学部教授、元日本テレビ)
青柳雄介氏(フリーライター、『アエラ』等に執筆)
神山典士 (ノンフィクション作家、『週刊文春』にて佐村河内問題を告発)
ほか、テレビ局関係者、新聞記者来場予定。

※会場内では、×特のナレーション台本を実費でお分けします。

Photo_3


18年間ゴーストライターを使った作曲活動を続け、メディアを巧みに利用して『現代のヴェートーベン』というイメージを作り上げた佐村河内守。この間彼は、容易に解けない「3つの迷宮」を重ね合わせ、自身の存在を偽装していった。
その3つの迷宮の秘密を繙いてみよう。
また、そのメディア戦略にも、実に巧みで周到なものがある。その細部を詳らかにしながら、メディアがどう利用されてしまったのかを検証していく。佐村河内の戦略にまんまとはまったメディアが、その存在をどう報じ、いかにイメージを膨らませていったのか。
ジャーナリストたちは、取材の間に疑問に思ったことはなかったのか。
その現場を知る者、無自覚な共犯者に仕立て上げられたジャーナリストを含めて、この問題の核心を炙り出していく。

【主催】月刊創、東京塾R

こちらも東京塾Rとして20枚確保しています。
阿佐ヶ谷ロフトのページでも申し込み可能です。

2日間連続ですが、お見逃しなく。

お目にかかれるのを楽しみにしています。
よろしくお願いいたします~。

2014 05 25 [佐村河内事件、文春、新垣隆] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

April 24, 2014

54歳の誕生日記念に、チャレンジ開始~

4月は誕生日の友人が多いです。
パークの大江さんとか、京都にいってしまったりえちゃんとか。
東洋大学のハリーとか、江戸しぐさの辻川先生とか。
拓郎さんも5日だったかな?

みなさん、どんな誕生日を迎えたのでしょうか?

さてさて、ぼくは54歳記念で、新しいチャレンジをはじめました。
これです。

20140422_175758

なはは、音が聴こえますか?
なーんてね、まだ綺麗な音はでていません。

今回の騒動の中で、新垣さん関連の取材でクラシック関係者に会うことか多く、
前からやりたいなと思っていたチェロ奏者の竹花先生にもお目にかかることができました。

そこで、思い切って頼んでみたのです。
そしたら22日、赤坂の先生のスタジオでチェロを貸してくださったのです。

初めてなのに、音が出るんですよ、これが。ヴァイオリンなんて、まーったく出ませんでしたが。

調子こいて、「6月21日の受賞パーティーの時に『涙そうそう』弾きたいです」なんていっちゃって、
先生を慌てさせてしまいました。なはは。

ま、がんばります。ギーコギーコやりながら。

1年後には先生の生徒さんたちのコンサートもあるとか。
出られるかな?ふふふ。がんばります。

勇気のある方、一度聞きにきてくださいね~。
よろしくどーぞ。


2014 04 24 [佐村河内事件、文春、新垣隆] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

April 04, 2014

第45回大宅壮一ノンフィクション賞雑誌部門をいただきました

昨夜は、本当に嬉しい酒に酔うことができました。
今回は第一回目ということで、週刊文春の若手記者たちとの共同受賞です。
村井君はじめ、若々しい素晴らしい記者さん達のお蔭で、
ほんとうに気持ちよく仕事ができました。
フリーランスのぼくにはめったにない機会でした。
ありがとうございました。
Photo

そしてそして、感謝しなければならないのは、
これまで取材でお世話になったすべてのみなさん、
ことに、物語を書かせていただいた主人公のみなさん、
お世話になった編集者のみなさん、
そして支えてくれた家族、

多くの方のお力を借りてこなければ、四半世紀以上も書いてこれませんでした。
ありがとうございます。

今後も変わらずに、ひたひたと書いていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

昨夜は、銀座7丁目『のぞみ』で大宴会。
Photo_2
Photo_3
Photo_4

その後新宿二丁目に流れて、『シルクハット』で痛飲。

そして今日はまた、地道にパソコンの前に座っています。

書いていくことは生きていくことだから。
そういう人生を、生ききりたいと思います。

これからも、よろしくお願いいたします~。

2014 04 04 [佐村河内事件、文春、新垣隆] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

April 01, 2014

Sをめぐるゴーストライティングの問題について

今朝の朝日新聞文化面に一本書きました。
これだけは書いておかないといけないと思っていた内容の拙文です。
文章自体は2月の末には書き上げていて、本来は3月上旬に掲載予定でしたが、
思いがけずSが表舞台に出てきて記者会見などやってしまったから、
しばし順延。
その後3月下旬に掲載予定でしたが、
今度は安西水丸さん急逝で、嵐山光三郎さんの追悼原稿が入ってまたまた順延。
やっと今日の掲載になりました。
エイプリルフールだし、ま、いいやね。ぼくらしい。

こんな内容です。(若干掲載文とは異なりますが)

「佐村河内事件について、2月初頭から何回か週刊誌で書いている。世間を騒がせた要因の一つ「ゴーストライター」について、実は私には書かずにはいられないことがある。
 実は私はフリーランスの書き手になって四半世紀たつが、これまで少なくとも50冊以上のゴーストライティングを手がけてきた。もしその行為が罪なら、裁かれるべきは佐村河内氏と新垣氏だけでなく、私を含めた出版界に生きる少なくない書き手や編集者も同罪になると思っている。
 今日書店に行けば、「経営者」や「スポーツ選手」「芸能人」たちが著者となる書物は無数にある。読者にしても、彼らが一人で書いているとは思っていないはずだ。つまり出版界においてゴーストライティングは、今や一つのビジネスモデルなのだ。
 とあるベストセラーを持つ大学教授が、やはり高名な教授に対していみじくもこういったという。
「君の本が売れないのは自分で書いているからだよ」と。
 この教授の作品は、講演やインタビューをもとに優秀な編集者が構成執筆したことは有名な話だ。
 私にしても、著者となる人への周到なインタビューを繰り返し、練りに練った構成で原稿が出来上がっていく過程はあながち嫌いではない。一つの価値、一人の新しい著者を世に生み出していく作業は、クリエイターの本質的な喜びに間違いない。
 だから私には、新垣氏の「佐村河内ブランドでも自分の曲が多くの人に聞いてもらえるのは嬉しかった」という言葉、気持ちはよく理解できるのだ。
 だが私は、この作業で一つの習慣を持っている。共同作業の終盤、書物が世に出る直前に、私は必ずその著者に対して一言添える。
「仮にこの書物が売れたとしても、決して天狗にならないでくださいね」、と。
 極まれに作品は世の中の何かのタイミングと出会って、増刷を重ねていくことがある。思いの外遠くに予想よりも高みに達した作品は、著者に思いがけない贈り物をくれる。富や名声等、さまざまな形で。
 著者がそれに無自覚に酔ってしまうと、時に最悪の事態を招く。売れたのは作品のテーマであって、著者本人へ評価ではない。にもかかわらず、著者が増長してしまっては身も蓋もない。
 残念ながら新垣氏は、そこまで佐村河内氏をコントロールできなかった。その出会いが若すぎたゆえか、佐村河内氏が聞く耳をもたなかったのか―――。
 そしてもう一つ、ゴーストライティングの世界にも絶対の規律があることも付け加えておく。そもそも作家を名乗る人間は、他人の手が加わった文章など気持ち悪くて自分の名前で発表できるはずがない。私はどんなに信頼している編集者でも、文章の語尾に手を入れようものなら激怒する。その語尾は全体を支える支柱だ。一つでも狂えば、建物として成立しない。
 今回は、「作曲家」を名乗る人の後ろに「幽霊の作曲家」がいた。それは断罪されるべきものだ。
 とはいえ私の中にも出版界放送界音楽界等あらゆる組織の中にも佐村河内なるものは存在し、「売れたら勝ち」と囁いている。私たちはそのことに無自覚であってはならない。そのことを改めて問いかける事件になったと私は思っている(ちなみにこの文章は、天地神明にちかって神山本人が書きました)。」

 今回の事件は、S一人を悪者にしていればいいというものではありません。
 誰の心の中にも、どんな組織の中にも、小さなSは巣くっています。その悪事をぎりぎりのところで抑え、良心とのバランスを保っているからこそ芸術や表現活動は力を持つわけで、「売れる」ことに無分別であっていいわけがないのです。

 今回のけん、自分としては週刊誌二誌(主に週刊文春と、一回だけアエラ)とこの新聞、そしてテレビが二回(3月19日の『ミヤネヤ』と、4月13日放送の『ミスターサンデー』(予定))を舞台として、ほぼほぼ、入手した材料と言いたいことは書きつくしました。
 あとは単行本のために物語を再構築して、人間の心の奥底に潜む深い闇を描きたいと思っています。
 読んでいただけるとしたら、秋か冬ごろかな。みなさんの記憶の中でのこの事件が遠くなったころに、改めてこの事件の全体像を描き、ある種の普遍の物語として読んでいただけたら。
 よろしくお願いいたします~。


2014 04 01 [佐村河内事件、文春、新垣隆] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

February 13, 2014

石巻から、広島から、続々と取材データが

石巻や広島に散った取材記者から、
続々とデータが届いています。

読むのに辛くなる。文字を追うだけで、怒りが込み上げてくる。涙が溢れてくる。
いったいこの男は何をしようとしたのか。
自分が何をしているかわかっていたのか。
何かが憑依してしまって、正常な感覚がなかったんだろうな。

「体調が悪いから」なんていっている場合じゃないから。
いきなり自分の人生をめちゃくちゃにされた11歳の少女がそこにいるんだから。
長い間いたぶられた、障害をもった子どもが目の前にいるんだから。

枝葉のことを謝罪文に書くということは、けっこうマメに報道を見ているということ。
自筆の文章にミスも直しもないということは、何度も下書きして清書したということ。
んなことやっている場合じゃないだろ。

ぼくの使命はこの企みの全貌を描くことだから。
人間がどこまで非道で、どこまで堕することができるのか、
その生き際を書くことだから。

書くことの重みをこんなに感じたことはありません。

2014 02 13 [佐村河内事件、文春、新垣隆] | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック

February 07, 2014

なぜか懐かしい方からのメールが---

メールをたくさんいただいています。
ありがとうございます。
嬉しいのですが、何かありました?うふふ。

Sさんの同級生を探しています。
あるいは、18歳から33歳までの(80年代90年代)友人知人も。
行きつけの店とかでもいいです。

ご存じの方いらしたら、教えてください。

よろしくお願いいたします~。

人間の心の闇はどこまで深く、どこまで複雑で、どこまで蠱惑的なのか、
それをしっかりと描きたいと思っています。

次号も読んでくださいね~。

2014 02 07 [佐村河内事件、文春、新垣隆] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック