熱血ライター 神山典士がゆく

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February 01, 2016

新たな才能の登場----楽しみだな~エッセイ講座

1月26日から、朝日カルチャーセンター「エッセイ講座」の2ndセッションが始まりました。
3
(写真は1stセッションのものです、あしからず)

今回も3回だけ(1、2、3月)の講座なんですが、
前のセッションからの継続の方に新しい参加者が4名加わって、
新鮮な気持ちで講座に臨むことができそうです。

毎回出席のみなさんには作品を一本書いてきていただいて、
講座の中でそれをシェアしながら進めていきます。

何回か書いていくと、それぞれに文章の「鉱脈」があって、
それを掘り進める作業が楽しくなっていきます。

ある人は、「色彩感」が鉱脈です。

初回は「紫のバラ」がテーマとなり、二回目はラピズリーの青、
そして3回目は外苑前の紅葉の「黄色」をテーマに鮮やかな文章で綴ってくれました。

またある人は、月に一度程度帰省して世話をする「やもめ暮らしの父」のことをテーマに、
連作を書いてくれています。

齢80を過ぎたこのお父さん、ガールフレンドがいるんですね。しかも何人か。

その一人の「老女」がかいがいしく食事やお酒の世話をしてくれる様子が、ユーモラスに描かれています。

つまり娘としては独り暮らしの父親の世話をしてくれるのはありがたい。
老後にもそういう楽しみが必要なことはわかっている。
けれど亡くなった母親のことを思うと切ない。
母が生きているときから親しかったのではないかと疑念も沸く。

さらに父には、この老女の他にも親しい女性がいるようだ。
それを思うと老女にも申し訳ない。

そし文章の最後は決まって、

「私は夫より絶対に先には逝くまい」
「男って、本当に勝手な生き物だ」

と、男性批判で結ばれるのです。あぁ-----。

他の参加者から「今回もIさんの作品が読みたい」と指名がかかるほどの、人気エッセイになっています。

そしてもう一人、今回初参加の方のエッセイが素晴らしい。
こんな内容です。(僕が抜粋しました)

「○年○日に母から来たメールを携帯電話に保存している。
タイトルは「最後のメール」
母はいなくなった。死んだわけではない。縁切りメールだった。

物心付いたときから母は父の悪口を私に聞かせた。母心より女心の比重が大きすぎて、
成長する娘はライバルだったのだ。

思春期には「胸がないからブラジャーはいらないわね」と言われ買ってもらえなかった。

ある日、自分は母のごみ箱なのだと気がついた。40歳だった。馬鹿すぎるほど遅い反抗期。

「最後のメール」は返信せずに8年になる。月々の生活費を送る対価として、
幸せな縁切りが続いている」

続きが読みたいな~。
この鉱脈を掘り進んでほしいな~。

どうですか?
書かなければ前に進めないテーマでしょう。

書くことは生きること。
自分を癒すこと。

そんなふうに文章と対峙していけたらいいなと思っています。

興味ある方、これからでもご一緒にいかがですか?

2016 02 01 [神山典士の仕事] | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック